【SF in Media】次の国際インテグレーター

2021.8.23
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    MJ日経コラム「物流インサイドリポート」、2021年7月9日掲載

     

    【抜粋】中国の民間物流最大手、順豊エクスプレス(SF Express)の2020年12月期の売上高は前年比37%増の1539億8700万元(約2兆6千億円)だった。日本通運を抜きアジア最大の物流企業に躍り出た。EC需要の拡大に加え、順豊が自前主義で構築した物流ネットワークはコロナ禍でも運営が安定していたため荷主企業が殺到した。

     

    順豊は2018年にレギュラーの宅配便より配達に時間はかかるが運賃を抑えたEC向けサービスを発売した。順豊は幹線輸送も自社化している。貨物専用航空機75機を投入して中国各都市のほか、関西国際空港を含む20路線で国際定期便を飛ばしている。

     

    現在は約3千億円を投じて中国初の貨物専用空港を湖北省鄭州市*に建設中だ。米フェデックスがメンフィスに置くハブ空港と同様の役割を果たす。

     

    *訂正:中国初の貨物専用空港についての記述の中で「鄭州市」は「鄂州市」の誤りです。

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