【SF Global Highlights】SF、海南省の海港保税区管理委と戦略提携
2021.6.23
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SFホールディングは4月30日、海口総合保税区管理委員会(海南省)と戦略提携を締結しました。
海南島はこの1年で、2つの大きな動きがあります。1つ目はコロナ禍で海外旅行が難しくなったことを背景に、中国人の旅行先として以前にもまして人気を集めていることです。
2つ目は中国国務院が2020年6月、「海南自由貿易港建設総体方案」を公表したことです。同方案には、海南自由貿易港を中国最大の経済特区にするために、貿易・投資の自由化・円滑化を進める施策が盛り込まれました。
政府の旗振りで同省の免税政策が広がり、旅行者がさらに積極的に買い物をするようになり、高品質な物流サービスの需要も拡大しています。
これらの動き、政策によって海南島の運輸・物流ハブとしての重要性は一層高まっていくでしょう。
SFホールディングが提携した海口総合保税区は、海南省唯一の総合保税区で、全省内に2つある特別税関監督区の1つでもあります。設置以来、非常にオープンで優遇政策が最も多い保税区として評価されています。
海南省のナンバーワン物流サービス企業を目指すSFホールディングは、海口総合保税区と連携し、島内で越境ECや免税品を手掛ける企業に、国際幹線輸送、スマート倉庫・物流などの技術を提供します。
5月9日には、SFホールディング子会社の順豊航空が「シンガポール=海口=深セン」路線の運航を開始しました。同路線は3月に就航した「関西=深セン」路線と接続することで、日本の商品を海口まで迅速にお届けできるようになりました。