【SF Global Highlights】SFと湖北省が共同建設するアジア初の貨物専用空港、テスト飛行始まる
2022.2.7
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SFホールディングと湖北省政府が共同で建設を進めるアジア初の貨物専用空港・鄂州(がくしゅう)花湖空港で2021年12月29日、テスト飛行が始まりました。通信設備やナビゲーションシステムなど空港機能に問題がないかを確認するためのテスト飛行が約1カ月行われた後、今年6月より空港の試験運営が始まる予定です。
鄂州花湖空港は上海市や北京市、広州市という中国を代表する都市とほぼ等距離にあり、本土の90%に対応可能な中国最大の物流拠点になります。車で1時間ほどの武漢市は広域経済圏「一帯一路」の要所で、製造業の集積地です。
面積2万3000千平方メートルの航空貨物ステーション、東京ドーム14個分に相当する67万8000平方メートルの貨物仕分けセンター、124の駐機スポット、長さ3600メートル・幅45メートルの滑走路2本を擁する同空港は、5G、AI、ビッグデータなどの先端技術も導入しており、増え続ける貨物に対応するとともに、地理的な優位性を生かし中国企業のアジア展開を後押しします。
アジアで初めて、そして世界で4番目の貨物空港となる同空港は2025年までに旅客輸送量のべ100万人、郵便・貨物取扱量245万トン、2030年までに旅客輸送量のべ150万人、郵便・貨物取扱量のべ300万トンに成長することを想定して設計されました。2050年までには第3滑走路が完成し、旅客輸送量のべ2000万人、郵便・貨物取扱量のべ908万トンで、世界を代表する航空貨物輸送ハブになると期待されています。