【SF Global Highlights】SFの宅配物処理件数は過去最高。総力戦の「独身の日」セールを振り返る
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今年で13年目となった中国最大のECセール「独身の日(ダブルイレブン)」。アリババをはじめとした各ECプラットフォームのGMV(流通総額)は軒並み過去最高を更新しました。SFのセール期間中の1日あたりの宅配物処理件数も過去最高となる見通しです。2021年の実績・取り組みの一部を紹介します。
主要プラットフォームが今年のセールを「10月下旬から11月3日」「11月4日から11月11日」の2期に分けて開催したため、SFの業務ピークも2期に分散しました。期間中の宅配物引き受け件数は通常の2.5倍、発送引き受け件数は通常の2.2倍で、特に上海、蘇州、杭州、深セン、広州での業務量が増えました。
今年の大きな特徴としては、セール期間の長期化に伴い、宅配物の引き受け、中継、保管、配送といった各業務で柔軟さが求められたことと、Z世代(1990年後半から2000年代生まれ)の消費力の成長です。Z世代はライブコマース経由での購入が多く、ビッグデータを活用して世代別、居住地別にマーケティングが可能です。SFはデジタル技術を駆使して各ブランドの商品の販売ピークを予測し、在庫調整や迅速な配送を支援しました。
SFが大学に投入した無人配送車
SFは配達スタッフの負担を軽減するため、配送業務ピーク時には深セン、広州の大学に無人配送車を投入しました。また、農村地域から都市への工芸品・農産品輸送を支援するため、農村地域のサービススタッフを1万人増やして2万9000人体制とし、1万2000台以上の輸送車両を確保しました。生鮮品配送については航空輸送、コールドチェーン、先進的な包装技術も生かし、より速く、より遠くへの配送をサポートしました。
航空・鉄道の輸送能力も増強しました。10月8日に67機目となる貨物機を導入。また、独身の日セール期間中は高速鉄道の配送網を50路線増やしました。
大忙しの配達スタッフを支えるため、炊き出しを行うSFスタッフ:https://mp.weixin.qq.com/s/h3UDvQyvfnW064NAUfhZuw
独身の日セールは、物流業界にとっては「試練の日」とも言われます。SFも毎年の試練を乗り越え、成長してきました。期間中は配達スタッフを支えるための炊き出し部隊も結成され、総力を挙げてお客様の荷物を配送しています。