【SF Global Highlights】2030年までに炭素効率55%改善、中国物流業界で初めて二酸化炭素排出量削減目標発表
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持続可能な経済成長を目指し、世界で低炭素社会に向けた取り組みが進められています。SFホールディングは2021年6月に「炭素目標白書2021」(英語)を発表し、中国物流業界で初めて、二酸化炭素(CO2)削減に向けた具体的な数値目標を示しました。
SFホールディングは白書で、科学技術を活用し、輸送や業務のエネルギー効率を向上したり、森林による二酸化炭素吸収、排出権取引によって、2030年までの10年間で、炭素効率性(売上高当たりCO2排出量)を55%改善する目標を掲げました。
また、地球環境に優しい宅配を実現するため、2030年までに宅配荷物1件あたりのカーボンフットプリント(注)を2021年比で70%削減することを目指します。
具体的には、以下の方法で目標を実現する計画です。
・エネルギー構造の調整(炭素削減率68%):産業パークに太陽光発電を導入するなど、再生可能エネルギーの利用を増やします。
・科学技術の応用(炭素削減率12%):人工知能(AI)、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)などの先端科学技術を活用し、炭素排出管理プラットフォームを構築します。
・運輸・事業モデルのアップデート(炭素削減率11%):2つ以上の異なる輸送手段を用いた複合一層輸送や貨物輸送航空ハブを利用し運送ルートを効率化したり、エコ包装の導入によってCO2排出量を削減します。
・その他(炭素削減率9%):避けられないCO2排出に対して、森林植栽や排出権取引などを利用します。
注)カーボンフットプリント:商品・サービスのライフサイクルの各過程で排出された「温室効果ガスの量」を追跡した結果、 得られた全体の量をCO2量に換算して表示すること