【社員紹介】SFとケリーの日本チーム再編、営業力強化に期待

2022.8.22
  • 李 建豪(リ ケンゴウ)

    キーカスタマーセールス部長

    2022年8月入社

    中国吉林省延辺出身

    趣味:読書、ランニング

     

    今回紹介するのは、8月1日付でセールス&マーケティング本部のキーカスタマーセールス部長に就任した李建豪さんです。香港を拠点とし、アジアの国際物流を手掛ける嘉里物流聯網(ケリー・ロジスティクス・ネットワーク)の日本オフィスで働いていた李さんは、順豊控股(SFホールディング)がケリーを買収したのに伴い、「ケリーロジスティクスジャパン(旧SFインターナショナル・ジャパン)」の一員に加わることになりました。

     

     

    ケリーの日本オフィス立ち上げから参画

    皆さんはじめまして。ケリーロジスティクスジャパンに参画した李です。それぞれの親会社のM&Aによって、今月から所属やオフィスが変わりました。ケリー、SFのどちらにとっても日本オフィスの規模は比較的小さいので、日本のビジネスの再編はもう少し先になると思っていましたが、意外に早かったです(笑)。

     

    私は北朝鮮と国境を接した中国吉林省・延辺の出身です。故郷が貧しかったため、借金をしてでも先進国で学んだ方がいいという家族の考えから、20歳だった2000年に来日しました。アルバイトを掛け持ちして学費や生活費、そして実家への仕送り代を稼ぎ、語学学校と大学を卒業しましたが、その頃にはすっかり日本が好きになり、帰国せずに就職しました。日本在住歴は20年を超えます。

     

    いくつかの職場を経験し、2016年に関西に本社を置く国際物流企業「KSAインターナショナル」に転職しました。同社は同年秋に香港ケリーと合弁会社「Kerry KSAインターナショナル(後にKerry KSAロジスティクスジャパンに体制変更)」を設立し、私は準備段階から合弁会社に出向することとなりました。

     

    Kerry KSAでの勤務が6年になり、昨年11月に同社に正式に転籍したのですが、時を前後して中国SFが香港ケリーを買収したため、1年も経たず再度転籍することになりました。元々日本企業に入社したのですが、中国・香港との仕事が中心になり、いつの間にか外資企業の社員になっていました(笑)。

     

    旧SFチームの営業力に期待

    話を戻しましょう。物流業界未経験だった私が2016年にKSAインターナショナルに採用されたのは、Kerry KSA設立にあたって中国語が話せる人材を必要としていたからです。私はKerry KSAで香港・中国から来た日本語の話せない幹部のサポート役を任せられました。新会社の立ち上げに加え、物流や貿易のことをゼロから学ばなければならず、最初の2~3年で10年分くらい勉強し、成長した気がします。

     

    他のメンバーもグローバル相手に英語や中国語でやり取りするのはほぼ初めてで、本当に鍛えられました。また、日本企業と中国系とのスピード感の違いに慣れるのも大変でした。私は中国人ですが、日本の大学を出て日本企業でしか働いたことがなかったので、中国のスピードに改めてびっくりしましたね。見積書を出すのが少しでも遅かったらクレームの嵐です。おかげで私だけでなくチーム全体の処理能力が上がりました。

     

    最初から見てきて、苦労もたくさんしたので会社への愛着はとてもあります。

     

    今後、SFとケリーの日本法人は同じオフィスで一緒にやっていくことになります。新体制でも私の仕事の内容は大きくは変わらないのですが、旧SFジャパンの宅配の営業チームが国際貨物の営業も担当することになり、日本のお客様を広げられるのではないかと期待しています。

     

    SFは宅配で中国トップですが、グローバルでは存在感を出しきれておらず、海外事業と国際貨物分野を強化するためにケリーを買収しました。ケリーは香港や東南アジアではメジャーなフォワーダーなのですが、日本市場においてはそこまで浸透できていません。両社が組むことで日本での布陣も大きくなるので、できることも多いはずです。週末の習慣である早朝ランニングでリフレッシュして、夏の暑さも忙しさも乗り切っていきたいです。

     

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