SFエクスプレスの国際空輸貨物ネットワークが南京から大阪へ拡大

2017.12.29
  • 大阪行きのボーイング737-300型機が南京国際空港を離陸し、SFエクスプレス(SF Express)およびSFエアラインズ(SF Airlines)は同社の国際航空貨物ネットワークの展開において新たな1章を開いた。新規開設の南京-大阪線は、平日の毎日同一時刻に出発するチャーター便を運航するSFエクスプレス初の国際線となる。

     

    就航式典は南京禄口国際空港で行われ、江蘇省および南京市の政府高官が多数出席した。

     

    SF Express International Business Unitのデービッド・ウィリアム・アダムズ最高経営責任者(CEO)は「より優れたサービスを提供することは常に顧客へのわれわれの約束である。南京-大阪間の航空貨物路線の開設はわれわれの国際航空高速輸送ネットワークを一段と強化する。航空・陸上・情報システムという堅固な基盤によって、われわれは総合的なサービスを備える統合された物流ソリューションを顧客に提供することができ、これは当社のクロスボーダー物流能力をより効率化し、より優れた顧客体験を創造することに資するものである」と語った。

    デイビッド・ウィリアム・アダムズのスピーチ

    SFエクスプレス・ジャパンのゼネラルマネジャー、サイモン・トラス氏は「南京-大阪の航空貨物路線は中国と日本の通商関係拡大を象徴するもので、大阪でのSFエクスプレスおよび当社ブランドの認知度を高める一助となるだろう」と述べた。さらに、南京禄口国際空港の幹部職員ならびに江蘇省郵政管理局の高官も支援を表明した。

    サイモン・トラスと乗組員

    南京市および南京禄口国際空港の支援を受け、SFエクスプレスの貨物便で輸送された商品にはより迅速な通関手続きが可能となり、顧客が優れたサービスを受けられることを保証する。さらに、航空貨物路線は月曜から金曜の平日に毎日運航し、週5往復とすることで積み荷の迅速な輸送を確保する。

    古代中国の首都の1つであり中国東部の重要なハブである南京は、過去数年に急速な成長を遂げ、その結果同市の航空物流能力もますます高度化してきている。同時に民間経営の高速配送部門のリーダーとして、SFエクスプレスは最初の1マイルの集荷および最後の1マイルの配達サービスを中国全土で提供し、中国物流網の拡大と改善に注力してきた。SFエクスプレスは、この新たな航空貨物サービスでより多くの長江デルタ地帯の企業の海外展開を後押しするとともに、より多くの外国企業の中国市場への参入を助けることができる。

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