【万華鏡】世界8位のフォワーダー、「ケリー・ロジスティクス」とは?

2022.8.22
  • 2021年、SFファミリーの一員となったKerry Logistics Network Limited (以下‟ケリー・ロジスティクス”)は1981年、香港に設立されたアジアで最も強力な輸送網をもつ総合物流会社です。現在59の国と地域で事業を展開し、中国本土、インド、東南アジア、CIS、中東、LATAMなどの地域に物流インフラを自社で保有しており、「Top 25 Global Freight Forwarders 2022」(2021年度売上ベース、Armstrong & Associates, Inc.調べ)では8位にランクインしています。

    国際的に認められた貨物輸送力

     

    ケリー・ロジスティクスの起源は香港の Kwai Chung(葵涌)に設立された倉庫会社です。1990年代初め、シャングリラホテルの創業者でもあるマレーシア人実業家 Robert Kuok(ロバート・クオック)氏が率いる Kerry Holdings Limited の傘下で、不動産開発業務を営む Kerry Properties の子会社 Kerry Warehouse (Hong Kong) Limited となり、2000年に配送業務を開始するとともに社名を「Kerry Logistics Network Limited」に変更しました。以降、持続的成長に向けた長期投資を通じて着々とアジアに強固なロジスティクスネットワークを築き上げる一方、欧米方面の輸送力強化にも注力し続けていました。こうして、東西貿易を結ぶ玄関口である香港にハブを置くケリー・ロジスティクスは、20年間で総合物流、国際貨物輸送(航空、海上、道路、鉄道、複合輸送)、産業プロジェクト物流から、越境EC、ラストマイル配送や物流インフラ建設まで、幅広いサプライチェーン・ソリューションを提供するグローバルプレヤーに成長しました。

     

    ケリー・ロジスティクスは2013年12月にスピンオフIPOを果たし、香港証券取引所に上場しました。同社の売上高は、上場以降も中国やアジア新興市場の貿易需要の増加に伴い順調に伸び、2021年の売上高は対前年比53%増の818億香港ドル(約1.4兆円)に達しています。また、国際貨物輸送(IFF)事業の利益は389%増を記録しました。

     

    世界59の国と地域で事業展開中

     

    アジア最強の物流ネットワークを誇る

     

    SFホールディングと ケリー・ロジスティクス との補完性の高い統合により、SFは国際貨物サービスを利用するお客様により利便性・効率性の高いロジスティクサービスをご提供することが可能となりました。統合以降、ケリー・ロジスティクスはSFホールディングの国際貨物輸送代理店として引き続き国際エクスプレス業務を展開しております。また、これまでケリーの日本市場の業務を担ってきたケリーKSAロジスティクスジャパン 株式会社も4月22日をもちまして、KEXエクスプレス株式会社に社名変更され、SFインターナショナル・ジャパンと組織統合し、「ケリーロジスティクスジャパン」として新たな出発を切りました。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

     

     

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